録画中継で形骸化する24時間テレビ
2007.08.19 Sun
バッターボックスに入った片岡さんを中継するシーンでは、ピッチャーが第一球を投じる前に、「その初球を片岡が…」といった趣旨のナレーションとテロップが流れました。しかも、片岡さんとレッド松本のバッターボックスは、ダイジェスト版丸出しのハイピッチな放送で、カウント2−3からチェンジアップを空振りした長嶋一茂のバッターボックスと半分の放送時間でした。
そもそも、チャリティ番組であるはずのこの番組ですが、やっていることはスポーツ根性耐久バラエティ。しかも、愛の手を差し伸べているのは、身心の状態や生活環境に恵まれない人というよりも、仕事が来なくなり始めたお笑い芸人や元スポーツ選手。65にもなったお爺さんに24時間マラソンをさせて、一体どうしようというのでしょう。
少子高齢社会の世の中のあり方や環境問題、そして、自然災害対策の問題などなど、人と人との繋がりという視点から世の中を問い直す24時間テレビ本来の目的自体は、今日的な意義を持っている筈です。それなのに、番組の内容それ自体は、どんどん形骸化していって、操縦不能の状態に陥っています。
しかし、それでも続けるでしょうね。来年も、再来年も、そしてその次の年も…。それがきっと、今の世の中なんだと思います。









